友達の素敵な日記を読んで、少し書きたくなりました。
結局、私にとっての留学とは何だったのか。
「どうだったの?」と聞かれて、「行ってよかった」「~~を勉強できた」とか、結構紋切型の答えを重ねてきましたが、1年の月日はそうした感想に収まりきるわけはなく。誰かに話したかもしれませんが、パリ政治学院への留学は、成功体験だけではなく、多くの挫折体験からも成っているわけです。なので、決して美化してはいけないな、と常々自分に言い聞かせています。成功体験だけを抽出して、「本当に良かった」と幕を引いていいものか。
いつもでも楽しく、美しい街並みの中を意気揚揚と闊歩していたわけでなく、夜中に、考えごとをしながら、Pont des Artsを渡り、ルーブルの庭を抜け、Rivoli通り沿いを歩き、コンコルド広場からまた左岸へ戻り、それでも落ち着かなくていてもたってもいられなかったこともある。
現実は「良かった」という言葉で簡単に割り切れなくて、もっと混沌としていたかな。成功体験と思しきものが意味を持っているとは限らないし、日常の何気ない連続が後からはっとするような意味を持つこともある。なので、帰国後三か月たった今も、私はあの1年を咀嚼し続けているのです。きっとこの留学を評価できるようになるのは、あと5年、10年経ったときじゃないかな、と漠然と感じる。
あの1年での挫折体験というのは、私にとって大きな財産であることに最近気づかされる。悔しくて仕方なかったこと、全力を尽くしたけど道半ばで手が届かなかった部分、力を出し切れなかった側面、そうしたすべてが今の私を突き動かすモチベーションであり、課題である。これらを乗り越えられたときはじめて、去年1年は私にとって「良かった」と言える期間になるのでしょう。
もちろん、できるようになったことはほんの少しは可視化されたりしているかな、と思ったりする。
例えば去年の論文指導と比べて、明確に自分の思考を外国語でそこそこのロジックの下に表現できるようになったり、言葉のキャッチボールの中での自分の球数が格段と増えていたり。まあ当然といえば当然なのだろうけど、少し嬉しかったかな。
小さな前進を大切にしつつ、パリで過ごした期間を今に生かしていきたいな。
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以下、箇条書き的に
・鎌倉へ久し振りに行きました。
・中学校の時にお世話になった先生の個展に行ったり。T先生、とてもお元気そうでした。当時、しっかり向き合って指導してくださったのが印象的です。
・勉強会のタスクが出現したようです笑 ロシアかー・・・
・論文を進めなければ・・・
・今学期はアジア科の授業をいくつかとってみます。今までとる機会がなかったので。
ということで、明日も駒場。駒場も実は、残り少ない。
8か月、テレビなしの生活をして
14 年前
2 件のコメント:
そんなものじゃない?いいことも悪いことも両方ともさっちゃんの血となり肉となり、無意識のうちに貴女という人の深みを与えてくれているに違いないですよ^^。
やっぱそんなさっちゃんの話をまた聞きたいよ!
血肉とするたまに、反芻と経験が活きる環境を自ら作らないとなぁと思ってます^^
お仕事はいかがでしょう?体に気をつけてね☆せきぴーとかともまた会いましょう~
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