2008年10月1日水曜日

備忘録1:welcome program/ programme d'accueil


やっとHTMLが正しく反映されるようになった気がします。
忘れないうちにSCPOのwelcome programについて。

welcome programとは、留学生が授業をよりよく理解できるよう、そしてSCPO文化に適応できるように用意された、3週間のプログラム。
方法論の授業とフランス語の授業で構成されています。(フランス語がバイリンガルレベルの人は、フランス語は免除されます)


驚いたのは、いい意味でも悪い意味でも、SCPOが世界に開かれているということ。

 初日のオリエンテーションの日、例年は「いかにシアンスポが素晴らしいか」という説明をくどいほどされると聞いていたけど、今年は、むしろ「シアンスポがいかに国際的に開かれているか」という説明に重点が置かれているように思えた。説明そのものも、すべてフランス語と英語で行われる。「留学先としてシアンスポを選んでくれてありがとう^^bienvenue!」ていう感じでしょうか・・・
従来のprogramme d'integrationという言葉よりも、programme d'accueilという表現を多く使っていたのもなんとなく印象的でした。

 今年はフランス語のレベル0も開講され、つまりはフランス語の学習経験がほぼゼロの人の受け入れも始めた模様。

 かなりの数の授業が英語で行われ、留学生はすべての授業を英語で履修することも可能。 

国際的な大学というアイデンティティーを形成したい模様。全学の留学生の割合は異常に高い。
果たして、この狙いは功を奏するのでしょうか・・・?
留学生の間でも、「すべての授業を英語で履修するというシステムを提供するということは、フランスのグランゼコールとしてのSCPOのアイデンティティーを損なうのでは?」という声もちらほら。
SCPOも過渡期にあるよう。

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私のフランス語・方法論のクラスは、先生たちに「コスモポリタン」と形容されるように、
アイデンティティーの入り混じったクラスでした。
両親ともに日本人で、日本で育って、日本の大学に行きました^^ というような人はほとんどおらず、、、
originが多様であったり、originとは違う場所で教育を受けたり・・・
なんと、私以外の生徒は英語で教育を受けてきた、もしくは英語で教育を受けた経験があるようです。
(アメリカ人が多いから、フランス語話すのうまくないだろうな・・・と勝手に油断していましたが、偏見でしたw みなさん、rの音をきちんと発音されていました。欧米圏からの学生も、文法をばっちり習得してました。・・・そして私はorzでした)
ということで、かなり複眼的な視点を持つ人が多かったように思います。

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以下、mixiのを再掲。
プレゼンはましだったけど、最終日のディベートは・・・・・・という感じでした。
やっぱりオーラル(も)弱いよね。と痛感する今日この頃。
最初は英語を使ってた留学生も、最近はフランス語をがんばって使うようになってきたのはいいことかな。



留学生用のフランス語と方法論の授業も佳境に。 方法論の授業では、金曜日にプレゼンがありました。
私のクラスの学生は、年齢の幅(19~25)にも拘わらず、みんな落ち着いた物腰。
そもそも19でシアンスポに留学できるはずはないので、彼女は飛び級してるはず。
みんな英語は完璧、フランス語もほとんど問題がない。そして女性陣はかなりの切れ者。 必死にみんなについて行こうとしていた私は、プレゼンの準備の時、 いわゆるガクブル状態でした笑
しかも、「東大から来たよ」というとみんな「c'est cool!!」と言ってくれるので、 小宮山総長のためにもある程度の質のプレゼンを提供しなきゃ、というちょっとしたプレッシャーも。

壮大なテーマを与えられ、問題提起をし、結論を正当化すべく展開部分を作る。 きっかり10分。フランス語。

溶けかけた頭をなんとか活性化させようとしながら、 夜中までたらたら準備をし、 朝起きれずフランス語の授業をスキップしかけるというアクシデントもありつつ、 (関係者の方、ほんとに反省してます。もう2度としません。)

プレゼンは方法論という意味ではある程度成功したんじゃないかな、と。
「明瞭で、よく構成されています。でも、次回からはスクリプトを参照することのないように。」 ということでした。 クラスメートからのコメントも好評。 今日偶然会ったクラスメートの子も、開口一番「昨日のプレゼンよかったね。」と言ってくれて、とても安心した次第です。
自分の課題も明確になり、本当の授業が始まってからのプレゼンで、リベンジできれば、と。


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